最初の数ヵ月は、左指にメジャーカップを挟んでいた彼ではあったが・・・
慣れてくると、彼の指先からそのメジャーカップがなくなっていった。
出来たつもりは、禁物である!
とことん体に覚えさせるのが目的なのだ。
同時に、ボトルの持ち方やキャップの開け方などを教えて行った。
誰かに教えられることの大切さ 指導してしてもらうことの重要性を感じて欲しかった。
※ 先輩(せんぱい)とは、 集団において立場が上な人。また、先にその集団に所属した人のこと。
先に生きる 「輩」なのだ。経験者は、語るのである。
私たち、バーテンダーという職人は、徒弟制度で組織が成り立っている。
商人バーテンダーは、これを嫌い 個々、自分の店の中だけで見様見真似でやっている。
それはそれで、否定はしない。
でも、技能競技大会やコンペを否定することは、断じて許すことはできない。
誰もが、技能競技大会に選手として参加することの最終目標は「優勝」である。
しかし、優勝だけが全てではない。
優勝に向けて、日々研鑽 練習することが個々のスキルアップに必ず繋がるのだ。
このスキルアップしてきたことの証明として、賞状があると私は思っている。
あなたは、バーを選ぶ時、スキルアップしてきた職人バーテンダーにカクテルを作ってもらいたいのか、それともスキルがない商人バーテンダーにカクテルを作ってほしいのか、今一度、考えて店選びをして欲しいと思う。
つづく・・・
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